よく雲をつかむ様な話に付き合ってたいへんだね。
その人その人に合わせて話をなさるで感心するわ。
こう近くに座っているおばあさんが話しかけてきました。認知症の方のリハビリをしているときです。
どの程度の認知症の方かというと、いつも妄想があり一人でも、ずーと話をされている人です。いつも現実的でない話なのですが、こちらもその話にあわせてうなずいたり、言った言葉を繰り返していうと時にはちゃんとした返事を返すこともあります。
コミニケーションをとりながら訪問リハビリマッサージを行なうのがいつものスタイルなのでこの日もそうやっておりました。
ビックリしたのはあまりにも普通な言葉をその場所でかけられたこと。施設のフロアーでのことですが、ほとんど同じフロアーの方たちは認知症で程度の差はあるものの現状を把握できない方ばかりなのです。
リハビリを続けながらその方とも話をしていると、そのおばあちゃんは、こんないいところはなかなかないと言うのです。
どうしてか聞いてみると、ここは三度のごはんも黙っていても出るし、掃除もしてくれるといいます。
話をつづけて聞いているとその方の経歴、学校に勤めていて生徒が家にまで遊びに来てくれたことを話してくださいました。また、家に一人でいると火も怖いし、何かあったときには心配だともいっておられました。
あまりにも普通に会話され現状の把握もされているので驚かされました。
よく、こんな認知症ばかりのところで暮らされ、他の人と会話しようとしても難しいのにそんな状況のなかで現状を把握され、不平も言わず、感謝の言葉も出るとは人ができているとしか思えません。わたしがその人の立場であれば文句ばかりいって迷惑じいさんと思われ、認知症の仲間入りの対応をされるでしょうから。
そんな精神的にも健康な方も、また健康でない方たちもその場所がいい場所と認識されるような場所になっていってもらいたいものです。
訪問マッサージ 名古屋 北区 ジャーミン
