施設の玄関を入って、おじいちゃん、おばあちゃんの集まっているフロアーに行きました。
ちょうど夕ご飯の下準備をしています。
そうです、ここはグループホームです。やはり、男の人は女性に比べるとすくない。
そんな中にもやしのシッポをとっているおじいちゃんがいます。「すごいねー、家でもやったことあるの?」
介護師さんが教えてくれました。「先生、このおじいちゃんは、もと板前だったんですよ。」
「いまでも、料理のことはよく覚えていますか?」そんな会話を繰り返し、しばらくホームに通っていました。
ある日、そのおじいちゃんが女性の介護師さんの胸に頭を埋めています。介護師さんのほうもおじいさんの頭を両手で抱きかかえています。別にやらしい意味ではなくて、なんともやるせない、寂しい感じがおじいさんの中でこみ上げてきたのでしょう。介護師さんの方も、そのことをわかっているので子供を抱きしめるようにしたのだと思います。
グループホームは、認知症対応のホームです。世間ではよく認知症になったら、なにもわからなくなって楽でいいね。その様な言葉を聞くこともありますが、けしってそうではありません。
自分がおかしくなっていくのにきずきはじめ、毎日、不安な生活を送っているのです。
半年ぐらいたったときでしょうか、ホームに行くとおじいさんの目がうつろ、口からよだれを垂らしています。どうやら、あまり落ち着かないので、医者から薬を投与されたようです。その姿は廃人の様で、とても普通の人間だとは思えませんでした。
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