名古屋の有料のホームでいつも廊下で会うおばあさんがいます。廊下にベンチがあり、ときどき横に座ってすこしだけお話します。実は訪問マッサージの患者さんではないのです。よく廊下でお見かけするのではじめは挨拶、しだいに世間話を少しするといったところでしょうか。「先生、私ねー。年々、目が見えなくなってきとるよー。あそこに赤い字で消火栓とかいとるだろ、あれがいまではボヤーとしか見えへんだわ。」「でもおばあさん、ひとりでガンバッテ歩いとるがね。」「それは足が少しでも弱らんようにやっとるんだけど、最近とくに見えんようになってきたわ。いっときは落ち込んで自殺も考えたことあるけど、ここはえらいねー。どこにも首吊るとこあーへんだわー。」「そうだなー。やっぱりこういう所はそおゆうふうにできとるんかいな。それだしここはハサミを、お部屋に持っていることも禁止だそうだしなー。そういえばときどき息子さんがみえるがねー。そんなへんなこと思とると息子さんが心配するかもしれへんで、ええ返事はでけへんけど、悪いことばかり考えるのはやめとくだわ。少しでもええこと考えて笑とった方がええがね。じつわね、僕も子供のころは年寄りは楽でええね。と思ったこともあるけど、今となっては違うんだわ。親が病気になったり、死んだり、将来は僕もみんなの仲間入りだわ。人間だで同じ道だと思うんだわ。病気もやってくるだろうし、なんともなくても体がゆうこときかんくなるだろうし、ええことあーへんは。」「先生、なに言うとるのー。私が先生の年ぐらいの時はそんなことちーとも思へんかったよ。」「そうかなー。じゃあお互い毎日まめにガンバロウかー。」
訪問マッサージ 名古屋 北区 ジャーミン

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